カラオケJOYSOUND Wii専用USBマイク改造
[rakuten:i-tengoku:10001497:title]で、ちゃんとしたカラオケマイクを使いたい!な改造です。
この記事を見て一念発起。
http://whitehumanoid.blogspot.com/2008/12/wii.html
自分はWiiも持ってないのにさっそく2本買ってきましたよ〜。
姉の持ってるWiiにつなぐのが目的。
やってる人は結構いるように思いますが、以下、作業経過を写真で記録をとってみました。
ふつうにはんだ付けができるひとにとっては、ほんとに大したことしてないんですが。
実はマイク買うのが一番重労働でした(笑)
ヨドバシカメラ横浜店、目的のものがすぐ見つかったのはいいんですがレジが長蛇の列…
まずは開梱!
ケーブルの途中にあるコブの部分が、マイク入力を受けるUSBサウンドデバイスの回路になってるようですね〜。手元にWiiはありませんが、PCにつなぐとWindowsXP上では"Logitech mic device"(だったかな?うろ覚え…ちょっと違ったかも。)として認識されるようです。サウンドレコーダで動作を確認できます。
動作確認も済んだのでおもむろに…
ニッパーで切断!使い勝手も考えて、USB端子から2m程度のところでカットしました。このへんはお好みで…(間違えてUSBケーブル側を切らないように!)
断面をみると、同軸ケーブルになっています。外周の網の部分と、芯線を信号が通るわけですね。
外側のビニール被覆にカッターをあてがい、コロコロ転がすようにして傷をつけます。刃をいれすぎて中の信号線(外側)に達しないように注意して…
剥き剥きします。中の芯線のビニール被覆も、ワイヤストリッパ/ラジオペンチ/ニッパー/カッターなどお好みで駆使して剥き、それぞれ別々に撚り合わせます。
こんな感じ。
続いて、モノラルのφ6.3ジャック(とマイクも再利用したいひとはプラグも)を用意します。
今回はありものでやりますが、千石電商の通販(http://www.sengoku.co.jp/)とかで買えます。ハンズにもあるんじゃないかな。
10円玉は大きさ比較です。よくあるカラオケ用マイクってこの大きさのプラグです。
続いてφ6.3ジャックをカバーと中身に分解します。市販のコネクタは、だいたいねじって分解するようになってます。
右側が中身です。2つある電極のうち、プラグの先端部分に接触する電極にコードの芯線を、外周部分に接触する電極にコードの外周の網線をつなぐように配線します。
ここからは半田ごての出番です。まずはコードを半田メッキ。
半田メッキという言葉の響きのせいか、半田初心者のひとが、溶かした半田を一生懸命導線表面にこすりつけようとしたりすることがよくありますが、加熱した導線に半田を溶かしながら毛細管現象でしみこませる感じです。半田、半田ごて、導線と、扱うものが3つもあって手が3個ほしくなる状況ですが、半田のほうを針金細工のように曲げて自立するようにすると使いやすいですよ。
コネクタ側の電極にも、あらかじめ半田を溶かして盛っておきます。
ここまで終わったら、いよいよ配線なのですが、その前に、コード側にコネクタカバー(ともしビニールチューブやスプリングなどが付属しているならそれらも)を通しておきます。半田付けが終ってしまうと通せなくなってしまうので、やり忘れると半田付けをやり直しになります(実は1回やってしまいました(笑))。
そして半田付け。前述したように、芯線をプラグ先端部に接触する電極に、網線をプラグ外周部に接触する電極に半田付けします。電極の穴に線を通してもいいですし、通さなくてもしっかり半田付けできていればいいでしょう。ただし、コネクタが刺さると電極が動くので、あまり余裕のない配線や、コネクタ差し込み時にショートしてしまうような配線にならないように注意する必要があります。
また、ビニル被覆が熱に強くないので、あまり半田ごてを長時間あてないように気を付けます。
写真はためしにプラグを差してみたところ。どの電極がプラグのどこに接触するかがわかりやすいと思います。
私の場合、この配線が終わった状態で一度、PCに差して動作確認しました。うまく動かなかったら半田付けを修正します。
確認が終わったら、絶縁ビニルチューブがある場合はそれをかぶせて(コネクタカバーがプラスチックの場合はこれはないですね)、
カバーをねじ込んで閉めて完成です。
マイク側にプラグを付ける場合も同様に作業します。
さあ、はたしてWiiにつないでもうまく動きますでしょうか??(笑)
(この記事は改造を推奨するものでも動作を保証するものでもありません。ちゃんと動作確認もしてません。自己責任でお願いします!)
追記:
今気がついたけど、このマイク使うとプローブ+USBケーブルだけで回路箱のないAD入力デバイスとか作れてしまうのかしら???
実は応用範囲広い???