宇宙博に行ってまいりました。

宇宙博に行ってまいりました。

目的はこちら。

  • 来たる東京ゲームショウに備え、幕張メッセまで車移動する場合の往復の道路を確認しておこう!
  • まだ見たことのない展示があれば、目に焼き付けておくのだ!

というわけで、れっつごー。

移動

今年移転した新しい前線基地からだと、幕張はほんとに近い…確かに高速に乗るのだが、あっという間についてしまう。うーん…楽すぎ…
特筆することがありません。
メッセの駐車場広い!…けど、東京ゲームショウのときはかなり混むそうなので油断できない。このあたりは作戦を考えないといけない。

作戦

事前調べで、

  • 入場してすぐの史料系展示は無駄に混むのでスキップするのが吉
  • 順路通りに回らずさっさとショップで図録を買うべし
  • きぼうとシャトルは長蛇の列だが、他はどうということはない

と聞いていましたので、そのように。

図録入手

迷路のような配置で、ショップがどこかわからず、スタッフに質問してやっと把握して向かう。

ショップのレジ待機列が意外と長かった。…が、ここが最初で最後の関門だったかもしれない。

図録を無事入手し、順路無視してぐるぐる巡回する。…とはいえ、相模原特別公開とか、未来科学館の企画展とかで見たことあるものも多く、ときどき変わったものに出会う感じ。

さきにJAXAのところから巡回。

IKAROS(JAXA | 小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」)

IKAROS先生です。

ソーラーセイルがたたまれているところ。

展開した様子。

ちょうどここを見ているときに、どこかの関係者ツアーの団体さんがいらっしゃって、案内の人が「ソーラーセイル、折りたたむの、やりました!」「かなりブラックな勤務状況でした」みたいな話をしておりました。宇宙開発あるある話やね。

CubeSatたち(CubeSat - Wikipedia)

CUBESAT、CUTE-Iです(東工大CubeSat CUTE-I)。懐かしい!
いやあ、学生(当時)の手による、というのがスゴイことです。今でこそ多くのチームがいくつもの衛星を上げていますが…その先駆けですからね。

再使用ロケット(JAXA|再使用ロケット実験機 第3次離着陸実験(RVT-9)について)

相模原の宇宙研特別公開でも見た、再使用ロケットRVTシリーズの展示。

宇宙研のときはかなり混んでいたので、今回やっとじっくり見ることができました。

月・惑星探査ローバ

月・惑星探査ローバM6(JAXAデジタルアーカイブス)。…たぶん。(だってだいぶ飾られたり細部機構が違ったりして、WWWのほかの情報と食い違ってるんだもん!)

サスペンションがシンプル。おそらく地上試験を想定しているが、合理的な構造。

見学していると、これまたこの子の関係者と思しき集団が、にやにや「しょうがねえなあ!」と笑いながら記念写真を撮影していきました。

LE-7エンジン(LE-7 - Wikipedia)

海底から引き揚げられたLE-7。

思えば、この打ち上げ失敗の余波で、さまざまな宇宙開発プロジェクトが5年以上の計画後退を余儀なくされたのでした。…はやぶさも例外では無かったはず。MUSES-Cの話を最初に聞いたとき、もっと打ち上げ予定は早かったもの…

しかしよく引き揚げましたね。
すごい貴重なものなのだけれど、あまり派手な紹介をされていないので、混雑ゼロ。じっくり鑑賞できました。



この事故の上に、新しいLE-7Aが開発され、H2Aが生まれるのです。

イプシロンロケット(JAXA | イプシロンロケット)

燃焼試験したロケットのカットモデルです。
固体燃料の消費具合がよくわかります。


肝心の新技術の核心部分、こんな明け透けに見せてしまっていいんですか!?って感じ。
でも空いてる。…マニアックすぎるのかしら?

はやぶさ2(http://www.jspec.jaxa.jp/activity/hayabusa2.html)


模型。昨年の宇宙研特別公開では、一番の目玉展示だったためすごい人だかりで、まともに見られなかったのだけれど。今回は空いていてよかった。…もう打ちあがりますね…時が経つのは早いものよ。

はやぶさ絡みでは、驚くべきものが飾ってありました。各地の展示会行脚のときは一緒に回ったのかな?

きぼう(JAXA | 「きぼう」日本実験棟/国際宇宙ステーション(ISS))

きぼう。混んでますね。近寄らないことに決めてます。

中の展示、どうだったんだろう。未来館の特設展示のときと内容は同じではないかと勝手に思ってるんですが…

小惑星イトカワのサンプル(JAXA|小惑星イトカワの真の姿を明らかに 〜「はやぶさ」サンプルの初期分析結果〜)

それを横目に見ながら、待ち時間10分〜15分程度で見られそうなものに並びました。
今さら、ですが、はやぶさの持ち帰ったイトカワのサンプルです。
わりと列の回転が速く、長さも長くないので、この機会に見ておこうと。

写真は、顕微鏡の画像をモニターに拡大してくれているものを撮影しました。
いやあ…あの着陸の状況を思えば…着陸姿勢が異常で、ペネトレータも作動しなかったにも関わらず…
持ち帰れて本当に良かったです。

はやぶさ・サンプル回収カプセル(JAXA | 小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C))

サンプル回収カプセルの内部解説モデル。

大気圏突入なんて新しくもない技術、と思うかもしれませんが、これまでの常識を超えた、はるかに高速での突入(計画段階から)でしたので、それに耐えられる耐熱フィルムを開発するなど、ここにも新機軸が満載だったのですよ。

宇宙エレベータ(初めての方へ──宇宙エレベーター早わかり | 一般 | JSEA 一般社団法人 宇宙エレベーター協会)

富野監督に「気が触れている!」と言われている(だからこそGレコの設定に使うという)宇宙エレベータの研究。


宇宙から長大なテザーを下ろすのは容易なことではないと思いますが、まずはこの研究成果を使って、高層ビルのレスキュー用途とか小型のものを作っていくといいいんじゃないですかね。

ドリームチェイサー(ドリームチェイサー (宇宙船) - Wikipedia)

NASAの次期往還機選定からは落ちてしまった(http://digital.asahi.com/articles/ASG9K25JSG9KUHBI006.html)ようですが(この記事は9/25に書いています)…

なんとなく3面図になるように撮ってしまった。何か意図があるわけではないのですが。

GoogleLunarX-Prizeに挑戦したホワイトレーベルスペース(GoogleLunarX-Prizeに日本唯一の参戦!月面探査ローバーを開発。 - CAMPFIRE (キャンプファイヤー))


なるほど。吉田先生が顧問に入っていたのね。道理で、吉田先生が好きそうな設計になっている…

キュリオシティ(Mars Science Laboratory - Curiosity Rover | NASA)

ハリボテではなく、ある程度しっかりした足回りを持つモデルが飾られていました。

双眼と、おそらくLRF。

タイヤが気になります!

サスペンションが気になります!

以下、迫力のNASAブース。

アトランティスにもう一度

閉館が近づいてきて、ハイビジョンシアター最終上映アナウンス。

ここで、シャトル周辺の客が一気にハイビジョンシアターへ。シャトルがら空き!!

マニピュレータのコントロールですね。

ロッカーなどのある、1階部分。

計器盤に照らされた2階部分。