爆走ロボットカー

このレースのニュース自体はずいぶん前に察知していたんですが、「メリケンは軍産学複合体ですげえなあ」と思ったのと、結局完走がおらずしかも走破距離が短いという結論文のみが入電した関係で「ふぅん」で対して調査せず日々の忙しさに再び埋没したのですが、実機の動きが見られるとなれば話は別です。もうかぶりつきですよ。

というわけで、本日のNHKスペシャルを見ました。

CMU凄すぎですね。NOMAD(番組中でちらっと出てきた、雪原を走る白いローバー)でナビゲーション技術の蓄積あるから、かなりの健闘が期待されたのですが、やはり凄い。レーザーレンジファインダの制振メカが特に取り上げられて紹介されていましたが、すばらしい出来。最終到達距離が12キロって言っても相当無茶な、パリダカもかくや、ちゅうようなコースですから、40〜60km/hくらいのスピードで峠道に分け入ってがんがん行けたというだけでもすばらしい成果かと。

軍用目的で研究するのは「アメリカだから」(昔から軍産学複合体ですからねぇ)しかたないわけで、1研究者としては当然民事転用も視野に入れてウォッチするわけですわ。その観点から見ると、「これはなかなか凄いことになってきたぞ」というのが感想でございます。