不思議なものを見た

目の前で氷の結晶がどんどん成長していくのを見た。

あまり見ることのできない不思議な光景に目を奪われた。


研究室の冷蔵庫に入れてあった三ツ矢サイダーのペットボトル(未開封)を空けたわけなんだが、
コップに注ぐ端からどんどん凍っていくからビックリ。
なんだこりゃー(太陽に吼えろ)と思いつつペットボトルの方を見てみると、
小さな氷の結晶がどんどん大きくなっていくじゃない!

私も見たいー。

どういうカラクリなのかその後凍ったサイダーを飲みながら議論したんだが、

(1)あの冷蔵庫はかなり強烈に冷却されるんでサイダーの温度が0度よりも下がっていた。
(2)炭酸飲料だからペットボトル内部は高圧(?)になっていた。
(3)水は高圧だと凝固点が降下する性質がある(物質三態のグラフとか適当にぐぐって調べて)。

うーん、何度くらいに冷やせばいいのか…一般の冷凍庫だとやりすぎかなあ。

でも凝固点降下によるものなのかなあ。
過冷却現象も併発してたりしないかなあ。でも炭酸じゃ開栓まで凍結がはじまらないほど静かにはあつかえないか?

圧力変動による凝固点降下だけでなく、炭酸の溶解による凝固点降下もあるよね。むしろそちらのほうが大きい気が。液温が上昇してガスが抜けて炭酸の溶解度がどんどん低下していくにつれて、どんどん凝固点が液温上昇よりも速い速度で上昇し、凝固点温度が液温においついたところで凍結開始、とか。そう考えれば、液音が上昇を続けつつ凝固点も上昇していくので、氷の結晶がゆっくり成長したのもなんかイメージに合う気がする。

理科実験にもってこいなネタに思えたけど、ちょっとぐぐったのにこれはメジャーな実験としては見当たらないみたいだねー。