Assault Sphere Trial 遊んだーっ
- 出版社/メーカー: Project ICKX / Rainbow Knights
- メディア: CD-ROM
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Assault Sphere Trialです(PVはこちら)。
お約束ですが、もちろん買いましたー。
さて、本作、Sphere Engine Conference 2011でプレゼンテーションされたAssault Sphereです(プレゼンテーションのリポートがしくじりさんのサイトにあります。)。声がついたり尾翼の動きが修正されたりと、ちょっとだけリファインされてますが。
さっそく飛んでみたわけです。
「フルのプレイ動画はダメだけど30秒までの短い動画に編集してくれたらいいよ」という発売元様からの許可を頂き、プレイ動画を用意しました。
見た目、ACAHがどうしても思い出されますね。
ACAHも買いました。いちおうNormalのソロプレイは終えています。その上でAssault Sphereがどんなゲームかと言うと…
「ACAHのプロモーションビデオのような雰囲気を楽しめるソフト」です!
ACAHにきっちりシステムとして作りこまれているDFM/ASM/カウンターマニューバのような仕組みは、AssaultSphereにはありません。ありませんが、視点がいい感じに動き、それっぽいアングルから機体を見ながら戦闘することができます。また、EFFYのRCSと同じように、コマンド入力式でクルビットを出すことができます。…まあカウンターマニューバほど実用的ではないのが玉にキズですが。
また、同人としては出色の、作りこまれたモデル。F-22によく似た何かですが、かなりよく出来てます。キャノピー透過してるし。敵機の破壊表現は、残念ながら本気でエンジン組んでるACAHとは比べるべくもないですが、簡単にですが破片四散を表現しています。
これが、そんな視点移動やら破壊表現やらガラス表現やらの機能がないRSE3.5の上で動いているっていうのは、スクリプト書く立場からすると「え!どうやってるの」という常軌を逸したカスタマイズであります。実現するために、かなりトリッキーな反則に近いことをしています。普通、思いつかないよ。
というわけで、まとめると、
低価格で
- ACAHのプロモーションビデオっぽい雰囲気を楽しめる!
- F-22のような何かをひたすら愛でることができる!
- RSE3.5の極限的な使いようをお手元で実際に確認できる!(SphereEngineのスクリプト屋向け)
ソフトですね。
ここのところに魅力を感じない人は、買っても怒るかもしれないです(ACAHは、賛否両論こそありますが、やはり価格相応にゲーム性etcが十分作りこまれてますから…直接比較してはAssault Sphereに酷というもの)が、こうしたところに魅力を感じる人は買ってみたらいいんじゃないかな。
ちなみに内容がごくごく短いのでTrialを冠しているようです。売れ行き次第では、Trialを外したもうちょっと大きな規模のパッケージも実現するかもしれないとのこと。
(2012/3/12 追記)
実は、どんなふうにやってるのか調べるためにデバッグコードを組み込んでみたりしました。
視点移動を実現するための方法は、このエンジンの仕様下ではまさに逆転の発想、目鱗アイデアもの。
…なんですが、エンジン仕様の制約をくぐりぬけるためにトリッキーすぎることをしているのは事実なんですよね。うーん。エンジン、もっといろいろあるといいんですけどね。