あちこちの感想を見る

まあ…
やっぱり見ている人は男の子が多いんだろうなあ。私の感想もそっち寄りだろう。

昔、ハガレンフルメタじゃないほう)の映画見に行ったときの女性率の高さはすごかったしね。
まどマギ見に行く女性はやっぱり男性率高っって思うだろうな。
(で、異性からだとこう見えてるのかなあ、同性からだとこうなんだけど、みたいなのが絶対あるよなー)

ということを思いつつ、予想通り賛否が割れますね。

否のほうの意見では、
自己中心的な存在が形の上だけとしても勝利を納めるのはちょっと、というものや、
すれ違ったままであるのがもやもやする、というものもあったけど、
実は、やっぱり、と思ったのが、「続けられる物語にするための作意」を感じての拒否反応。

これはなあ、…こう感じちゃうと確かに興ざめなんですよ。
いかにそういう風に感じさせないように、物語に感情移入してもらえるか、なんだけどね。
でも、見る人の感受性は様々なので、こうなってしまう人はやっぱり出ちゃうようですね。

あとは、続編を期待する人が多いですね。
パンフで、「続けられるように」って書いてあるのが効いてるかな。

でもな。これはこれで綺麗に話が落ちてると思うんですよね。
前の本編前後編が、一面ではそうであったように。
実際、「あれだけ綺麗に落ちていたのに今回の新編は蛇足」って意見も出てますね。
続いたら続いたでまたもめるんだろうなあ。

本編が救いようのない世界、本編後がちょっとは救いのある世界、新編後はいろんな存在が復活している世界で
「ハード寄りではあるけどだんだん普通の魔法少女物になってきている気がする」という指摘があって、
これはなるほどと思わされましたね。

確かに、一期一会感全開だった本編の、ナイフエッジのような感覚は、新編にはないわけです。
(いろんなキャラクターが、全然退場しないから。)

戦って敗れれば死ぬ、勝ち続けてもいずれ魔女になって死ぬ、だった本編。
本編後の世界でも、円環の理に導かれる、のは、逝く、という文字が妥当とイメージできる現象だったのだけれど。

新編を成立させるために与えられた解釈・設定で、物語世界での物理的な生死に関わらず、キャラクターに不死性が加わってしまったわけで。

このあたりの味付けを効かせなおしつつ続編を作るというのは、容易なことじゃないだろうね。
どう作っても、一部の誰かから後ろ指を指されて「こんなのはまどかマギカじゃ無い」って言われるだろうな。

サーガシステムの宿命。ガンダムが通った道でござる。

「初代しか認めない」「新編までは認める」「いやいや了見が狭いなお前ら」とかなるのかねえ…