2004-08-20 蝉 ホームの柱のすごく低いところに蝉がとまって「じぃぃぃぃ、」と鳴いていた。 近寄っても逃げようとせず、鳴き続けていた。 写真を撮ったあと、またひととおり長く鳴いて、ポロリ、と柱から仰向けに落ちた。彼はくぃくぃっ、と足を動かすけど、起きあがることが出来ない。羽はぴくりとも動かない。私は、ああ、もう飛ぶ力がないんだな、と悟った。もう秋ですね。 彼のように、せいいっぱいすべての力を尽くしてから人生を果てたいものです。