涙。

子供の喧嘩で「泣いたら負け」って誰が決めたんだろうね。取っ組み合いになるときはいつも泣きわめきながら始めた気がする。「お前にとってはそうじゃないかもしれないが、この問題はオレにとって人生の一大事だ」っていう叫び声だったのかもしれない。そんな記憶がフラッシュバック。

大人になってから、どうしようもなく涙が流れるときは、不思議で、特殊な感覚がする。胸がいっぱいになって詰まって、詰まったそのものが目からあふれ出す感じ。

そんな感傷的な想いはさておき、キョーコの「女・子供は、泣けば誰かが助けてくれると思っていない?」という、泣き顔に見え隠れする打算への苛立ちとそれをばっさり切り捨てる台詞はカッコいい。そんな「スキップ・ビート!」。