劫火…

自分は幸せなのだろう、機会に恵まれたのだから、と思う。

が、その結果訪れる、暴き立てられてゆく自らの内面と向き合う作業は、つらく、苦しく、容易ではない。そして、その作業が無事のうちに終わる保証はないのだ。

だけれど、あわてて作業を完遂する必要がまったくないことは、特記しておくべきだろう。危険な工事ほど、ゆっくり時間をかけて進めなければいけないのは当たり前。

火の元は自らのうちに。消火完了。