「燃える火のような赤を」
id:Tnt氏イチオシの漫画。
アニメの#1と#2がすごく面白かった(めっちゃよく動きますねん)のと、原作レビューサイトのややネタバレ気味なストーリー紹介がひどくショッキングで続きが気になる内容だったので、RIDEBACK1巻〜9巻、買って参りました。
- 作者: カサハラテツロー
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/05/28
- メディア: コミック
- 購入: 1人 クリック: 14回
- この商品を含むブログ (54件) を見る
脚先に車輪がついている、専門用語でいうところの脚車輪ハイブリッドロボしかも2足ロボな乗り物「ライドバック」が登場してきた近未来。(最近じゃセグウェイ*1がニューヨーク市警で使われたり中国軍が採用したりしてることもあり、このライドバックが、結構リアルに見える(実現可能性を言えばまたいろいろあるのでしょうが…ツッコミ入れ出すとキリ無いのでそこは雰囲気重視))
メカも渋いんですが、内容もシビアでハード。非常に何かが気になる、読み終わってもまだ読み足りずまた読み返すという、不思議な読後感でした。まあ、次巻が終盤らしく、続きが気になるというのもあるのですが、どうもそういう理由だけではないようで。内容が難解かといえばそんなことはないし、設定もさして複雑ではないので、「読み返さないとわからない」ということでもなく。
読み返してもあらすじが変わるわけでもないのになんで読み返してしまうのか、理由をよく考えてみると…主人公に感情移入できそうでできない、ように見えてできる?という…作劇でのギリギリの、うまい距離感が、主人公に対する興味を強くかき立てさせているように思えます。それでつい、無意識のうちに主人公のことについて何かわからないだろうか、と思って読み返してしまうみたいですね。そして読み返すとまた描写が深いので、わかることがあったりします。だんだん感情移入ができるようになったり。
とにかくおもろかった〜。もうすぐ10巻出るのですが、待ち遠しい。