首都圏のため

職場5Fで地震を迎えました。

ゆーらゆーら→ゆらゆら→ぐらぐら→どどどど!という感じ。

ゆらゆら、になった時点でいちおう部屋のドアを開けて待機しました。
どんどんひどくなる振動。
転倒防止していない家具はダメだなあ、ということを思い知る展開。
幸いほとんどすべての家具は転倒防止されており、被害はわずかでした。
でもタワー型のPCやら液晶モニタやらって普通転倒防止しないですよねえ…
一部の液晶モニタとPCは、すってんころりんさせられていました。
また、防火扉が作動するのをはじめて目撃。
理屈では知っていたわけですが、なるほどこれは、防火扉の前に物をおいてはいけないわけです。おそらくしかけられたばねの弾性で自動閉鎖するわけですが、ばねの力はそんなに強くありません(いざ人間が開けて出ようと思ったら簡単に開くくらい)。前に物を置いてあったら、閉まろうにも閉まらなくなります。

防災訓練にもわずかな人しか参加しない情けない職場(可く言うわたしも毎年は参加しないふまじめな側でした)でしたが、訓練の際よりもさらに初動が遅かったです。自分も含め揺れの大きさにおののきながら「え、え?避難したほうがいいの?」といった具合。今にして思えば、全員かなり判断がにぶく、対応としては危険であったなと思います。私も花粉症防護ゴーグルを探しに部屋に戻ってしまう始末(もっとも、今、であれば全員すばやく避難するでしょう)。
しかしこの判断のにぶさが幸いしてか、私はこのわずかな時間の間に家族に携帯で連絡が取れました。

職場外のグラウンドに遅ればせながら避難。階段を下りていくと、防火扉が閉じていたりいなかったりまちまち。最後1Fの防火扉が閉まっていて焦りましたが、これは簡単に手で開けることができました。

グラウンドで指示を待っている間も余震で建物がぐらぐら揺れて怖い状態。
みなまちまちに携帯で安否確認を取ろうとしますが、もう通話不能状態です。
ポータブルWIFIipod touchを持ち出していましたので、これで接続を試みたらGmailtwitterに接続できたのでそこで一応無事を報告。
ワンセグでTVから情報を集めますが、震源が東北地方であること、えらい津波が来ていることがわかったものの、関東地方の情報はわからず…

だんだん日も陰り、寒くなってきたところで薄着の人に防災用毛布が配布されたあたりで、屋内に戻ってよい指示。交通機関が停止している旨がアナウンスされ、徒歩・自転車で帰宅できるものは帰宅するように指示されました。

うちは徒歩帰宅できるので、職場の状況を確認し、放置すると危なそうな家具だけ対応して帰宅しました。