ランサーの撮影は難しい!

http://www.robotgrandprix.com

お仕事の正体。

まあそれはそれとして、ロボットランサー競技っていう、すんごく渋い競技があるんだけども、これ、撮影がものすごく難しい。

・マシンのライントレースセンサーが誤動作する可能性があるので会場内フラッシュ禁止
・ライントレースセンサーに優しい、薄暗い照明
・しかしマシンは猛スピードでコースを周回する!

ゆえに、高感度モードにして撮るんだけど………

私はCOOLPIX995を使ってるんだが、まず画質をあきらめてISO800に。
それでもズームとか使うともうF値下がりまくって実用にならないくらい暗くなっちゃうのよね。
で、シャッター速度設定を1/30とかにするんだけど、もう流し撮りしないと無理なんだな。
しかも単純に流し撮りすると、AFのセンサーとモータが反応しきれなくてもう、ぼやぼやのぶれぶれに。マニュアルフォーカスにしてやっと何とかなるって感じ。

すんげー難しかった。

終わったあと、ロボコンマガジンの記者さんとお話する機会があったんだけど、
「いやー。難しいですねー。これが限界です」
っつって見せてもらった写真では、今大会1のスピードでつっぱしるマシンが、見事に静止して映っている(しかもものすごくアップで)。拡大すると、ちょっとだけぶれてるんですね。いやー。やっぱりプロは上手いなあ。すばらしいです。

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ただ、その写真に写っているロボット、決勝では暴走して場外に落下してしまったのです。原因はおそらくAFカメラの測距用赤外光。(でも、AFカメラ撮影禁止は大会側では徹底できないので、もう「耐えるようにセンサーを作ってくれ」ということになってしまっているのです)。エキシビジョン走行がAFによる撮影も禁止した(まるで極秘扱い)中で行われ、マシンの高性能ぶりが披露されたのでした。
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