1921ミュンヘン

鋼の錬金術師ですが。

消化不足な伏線や、残った世界の謎は、映画版へのヒキなのか、単にふくらましすぎただけなのか、それともテーマから見たら些細なこと、なのか。

カタルシスは確かにあったけれども(ロイ対プライド、アル・エドのクライマックスなど)、最後の最後に出てきた「門の向こう側」というシカケがあまりに大きすぎて、何かキツネにつままれたような気分が残りますネ。

地下都市廃墟とかキリスト歴とか、読み解けばなんかもっとシカケがわかるのかもだけども。想像力たくましい他のファンに任せようかなあ(笑)

ダンテはやっぱ説明が薄っぺらいままだった。

息子蘇生を試みる→エンヴィー誕生→賢者の石を研究→完成するもホーエンハイム死亡→魂の移動?→ホーエンハイム失踪?

あれれ?なんか順番おかしい?

ホーエンハイムに巡り会うために必死に魂を移動し続けたとか想像すると、ちょっと萌え(苦笑)。でもどうせそうじゃないんだろうなあ。「神気取りで賢者の石の知識を独占しつづけるために犯行に及んだ」という説明だし。でも何で彼女はそこまで人間嫌いなんだろう。過去に何があったのか、とか全部放り出しているのが、映画で語るための伏線なのか。メディアミックス戦略なのか。(笑)