そんなに損耗してないつもりなんだけど

まだ本調子じゃないみたい。

実験準備のお手伝いと、突発で舞い込んだ、別のチームの故障部品の追加工修理をする。

故障部品って、樹脂製のレバーの頭(丸い)。おしりにM8ネジが一体整形で飛び出しているのが、根本で折れてしまっている。折れたネジ部の代わりに中心に8ミリの穴をあけ、ボルトを埋められるようにしたいというのが緊急発注内容。別チームなので作業の義務はないけど義理で、つーか人情で?受けてさしあげる。

平らなところがほとんどない部品なので、どこをどう噛んでどうケガけばいいかさっぱりわからん。目検討でえいやっとバイスに噛んで、えいやっとセンタードリルで穴をあけ始める。(こういうのは悩めば悩むほど時間がかかるだけで、どうせ精度は目検討でも悩んでやっても同じようなものだったりするんだよねえ。)

樹脂部品ってΦ8とか大きな穴あけると、切削時にものすごい熱をもってしまうので、穴あけ終わってから冷めると収縮して小さくなっちゃう。「Φ8.1くらいでお願いね」とか言われてもシマリバメになっちゃうと思って「どーせバカ穴でしょー?」と白々しく、Φ8.4で穴あけちゃった。だいたい予算の報告会デモの直前になってレバー折るほうが悪い(笑)

結果として、かえってちょうど良かったと思う。いい感じ。

最後の仕上げ。M8キャップスクリューの頭が埋没する平ザグリなんて、自分で加工するの初めて。(この工具つかえばいいのか…)とか思いつつごりごり削る。いやー。樹脂部品じゃなかったらこんなおおざっぱな加工できないなあ!

ああ、こんな大柄な部品をおおざっぱに削り出せる醍醐味。樹脂素材ならではだなあ。快感。
初心者向け工作キットに切削用素材入れるなら、やっぱり樹脂か木か発泡剤だよなあ。価格が問題かな。