1年経過したタイムカプセル

昨年名古屋で演技した大道芸ロボットを開梱。来年の名古屋でデモンストレーションするためだ。

段ボールを次々と開けて、各部を机にならべていく。あれが足りない、これが足りないと騒ぎながら、あちこち探してひっぱり出す。。別れ別れになっていたプロポやバッテリーも探し出してくる。

ひと通り並べると、大会当日の修羅場が部品のはしばしの処理状態から忍ばれる。ほんとに動くのか?こいつ。心配になる。

バッテリーは満充電じゃないのでこまめに再チャージしながら、ひとつひとつ動作を確かめていく。

あれこれ動かしていくと、配線が切れたり、接触がまずかったり、インチキ工作で固定してあったスイッチがはがれかかっていたりといろいろ問題が見つかる。せっかく工具もあるので、ついでに直す。うーん。やっぱりいろいろ不安材料があるなあ。大道芸ロボットを「いかに長持ちするように作るか」は結構難しい。こうやって配線をひとつひとつ直しても、ガムテープ止めのところも多いから風化したら痛んでしまうしね。

修理箇所は

  • 球内部車両の左車輪制御アンプへの速度指令ポテンショメータの赤ラインが断線していた(左車輪暴走)のでつなぎなおし。
  • 小球内部の電池配線が間違っていた?ので配線しなおし。
  • 本体の走行指令用マイクロスイッチが、サーボホーンで押しのけられて粘着テープがはがれていた(前進不能)のではりなおし&スイッチの頭に部品をつけなおし。

でも、だいたいいい感じ。ひととおり動く。当日ハマッたところは、この修理の過程で治っちゃったんじゃないか?

残った問題は、(関係者しかわからんかもだけど)

  • あちこちバッテリーが古くなっている(もともと古いのを貰った)ので購入した方がよさげ。乾電池も要交換、とくに006Pと単三電池。小球の中身の単四電池はちょっと配線なおして電池を替えやすくした(つもり)
  • 割れた球をどうするか(よって球で覆う実験はしてない)。演技をプロポのみでやるなら、真球の必要ないのでは?デモだから、中身が見えるような塗装のほうがいいかも。
  • スキンのヒレなどがツレてしまってないか要確認。おおむねひっかかっていないように見えるけれど、スキンかぶせて動作させているとバッテリーがあっという間に無くなってしまう(バッテリーが古いのかもしれないが)
  • スキン破れてるので、補修もしくは新作する必要あり。

んなとこ。首を動くようにできないか…といった提案もありましたが、作業時間と相談かな。