展示その1
上映時間になるまで、展示を見て回りました。
バーチャルパペット
http://www.nhk.or.jp/strl/event-nov3/tenji1.html#tenji1
VR系展示ですネ。
黒い四角の枠+「?」マークの書かれた白いボードを人間が持つと、それをカメラで撮像して画像認識して、ボードの上に3Dポリゴンのキャラクターが立っているかのごとく合成して合成画面をリアルタイム生成します。
ボードをあちこちに動かしたり傾けたり、回転させたりすると、キャラクターもそのボードの動きにあわせて動いたり向きを変えたりするものです。
かわいいのですが、黒枠をかなりシビアに検知に利用してるようで、枠をちょっと指でおさえただけでキャラクターが消えてしまいます(;_;)
モルフォビジョン
http://www.nhk.or.jp/strl/event-nov3/tenji1.html#tenji2
特撮系でしょうか。
立体物を高速回転させたところに、ストロボ光を当てると立体物がゆっくり回転して見えるようになりますが、当てる光をスリット光にしてプリズムミラーで投射するようにし、光の投射方法や周期を変化させると、立体物が変形して見えたり、きりきざまれて見えたりします。
ポイントはCGではなく実際の実体ある物体に特殊効果的に変形させることができることでしょうか。
まだ投射光と変形の関係などについては研究の余地がありそうですが、ちょっと毛色の違う研究ですよね。
虫マイク&ダミーヘッドマイク
http://www.nhk.or.jp/strl/event-nov3/tenji2.html#tenji3
虫マイクは小さなロードセルのような形の、物体の振動を直接信号として取ることのできるマイクです。デモンストレーションでは紙皿を置いて、木の葉のくずとかをぱらぱらっと撒いたときの「こつこつこつっ」って音を拾っていましたが、プレゼンVTRで紹介されたさまざまな虫・小動物のたてる音がすごいです。
毛虫やカタツムリがバリバリと音をたてて葉っぱやにんじんを食べていたり(木やにんじんにマイクセンサーを押し付けて使うそうです)、ヤスデやアリの足音を拾ったり…これはイイですね。
ダミーヘッドマイクのほうは、ダミーヘッドの耳のところにマイクを仕込んで、それをサラウンドサウンドで立体音響にできるというプレゼンテーションでした。プレゼンに使ってる機材が完全マルチチャンネルのヘッドホンではないため、擬似的な音(Qサウンドなのかなあ?)になっていて、前後の区別がつきづらいのが惜しかったですね。
超スローモーション撮像カメラ
http://www.nhk.or.jp/strl/event-nov3/tenji2.html#tenji5
1/1000を1コマとして撮れる超スローモーションカメラの実演です。
実際におもちゃのバット+ゴムボールを来場者の子供たちが打つさまを撮像して、その場でスロー再生してくれていました。ぶにゅっとゴムボールが変形するのがよくわかります。力学の勉強のVTRとかでありますよねこういうの。
やってみよう、ということになり、せっかくだからゴルフボールがつぶれるところが見たいと思ってゴルフセットのほうでやらせてもらいました。
「じゃカメラ準備しますんで待ってくださいー」「まだですよー」
サンドエッジなのかなあ。アイアンを用意してくれてあります。
…握り方がわからん。
こっちなのか?こっちか?
そう、パター以外のゴルフクラブを持って球を打つのは初めてです!
「はい、準備できましたー」
せーの、
ぶん!!!!
…激しく空振り。orz
「だめだよーーーー、球にあてなきゃ!!!」と父。
「ちょっと待ってくださいねー、また準備しますのでー」
すいません、スタッフの皆さん。
…気を取り直して2度目。
今度は激しくダフりましたが、球の下にめり込むようにクラブが当たって球が飛んでいきました。
「おー」
ビデオを見ると、球はつぶれませんでしたが(汗)、くっきりと映ったディンブルできれいにバックスピンがかかっているのがわかります。…なるほどねー。
プレゼンビデオのゴルフスイングでは、きちんとゴルフボールもつぶれてます。これが見たかったが自分では無理でした(^^;
立体ハイビジョンPDP
http://www.nhk.or.jp/strl/event-nov3/tenji1.html#tenji3
これはVRではわりとメジャーな、立体視技術。
ハイビジョン側は1/120秒の間隔で、左目用の映像と右目用の映像を交互に表示しています。視聴者は液晶シャッターのついたゴーグルをかけ、表示切替のタイミングと同時に左右のシャッターを1/120秒間隔であけしめして切り替えて左目用の映像を左目のみで、右目用の映像を右目のみで見ます。
同期を、ハイビジョン上部に取り付けられた赤外線ユニットで無線伝送でとっているのがポイント…かな?
家族はこのタイプの立体視に触れること自体が初めてのようで、ちょっと感動してました。