「だじゃれ言って」「よっかにしよっか?」
ロボットステーションは、「わんぱく広場」っていう体験型のパビリオンの中にある。内部は親子連れでにぎわっているが、入場規制がかかるほどの混み具合ではない。ある意味穴場。
「ロボットステーション」にはいろいろなロボットの展示があった。警備ロボや掃除ロボなど、会場で運用されてるロボットの実機の展示ブースがあり、ちいさなロボット展示会の様相。
ビデオ展示もある。「ロボット」を「手作業族」「探検族」「共生族」に分類紹介するビデオだ。いろいろな研究機関のロボットも多く紹介され、関心しつつ見ていたところへ、どっかで見たような身内ロボットがぞろぞろ出てくるので笑いっぱなし。きわめつけに
ネタの身内っぷりに爆笑。笑い死ぬかと思った。
パペロはどこにいるんだろう、と思って探すと、近くにパペロの働くブースがあった。託児所のように親子連れの家族を一定時間預かって遊ばせるようになっている。予約制らしく、レストランの満席時のように、入り口で記名して呼ばれるのを待つシステム。しかし、残念ながら3才〜12才専用。(この話を聞いて「子供を貸し出すサービスとか儲かりそうだねえ」、とは姉の談。)
子供の相手をするさまを見学することは可能。
子供の相手をし終わってぽーっとたたずむさまがかわいらしい。
こいつらと遊べないのは悔しいが、わきに会話デモをしてくれるパペロが2台いたのでよしとする。
にぎやかな会場で音声認識を確実にするためか、反応するキーワードが30個くらいに制限されてしまってるのがちょっとさびしいが、相変わらず反応はお茶目でキュート。今公開されてるすべてのロボットの中で一番、「我が家に1台」ほしいロボットですよ。
さて、実機展示ブースでとくに目を引いたのはテムザックのムジロー。
WEB記事の写真で見たときはいまいちに思っていたのだが、実機がいい味出してるんだこれが。デモが夕方の一回のみとのことなので、デモが始まるまで時間をつぶす。
「わんぱく広場」にはほかにいろいろな展示があり、アニメーションにまつわる展示(「パクシ」を作った人の作品)や、食に関する展示、大阪万博に出展されていたロボット音楽バンドの展示(指揮者ロボットの腕がムーブマスターなのに笑ってしまいましたが)などいろいろ。
おなかが減ったので外に出てフードジャングルってところへ。ジャングルって言うからにはいろいろお店があるのかと思ったけど、小さなお店が2件隣り合うだけだった…
そこでトルコ料理のケバブサンドとアイスを食べる。おいしい。ちょっと高いが、その分売り子のお兄さんたちがかなり愉快なパフォーマンス。面白い。
ロボットステーションに戻って、ムジローのデモを拝見。
フードカバーががばっと開いて作業形態に変形し、アームで不審物除去作業をするのだが、よく動く。デモに使うコンテナを特別に持たせてもらえたんだけれど、かなり重いものだった。「公称10kgまで持てることになってますが、実際は20kgぐらいまでいけますよ」とのこと。グリッパも指の各軸にすべてモーターが入っているパワフルな設計。また、床に落ちてるものをひろう都合上、人間とは親指のついてる向きが逆になっている。ほんとは手のひらの表裏がない機構設計になってれば、それは関係ないのだろうけれど、親指の第一関節のモーターケースがほかの指の動作範囲を制限してしまうため手のひらの表裏が生じてしまって止むを得ない模様。
ずーーーっと間近でかぶりつくように見れたので入場料(\4,600)ぶんの満足は得られた。幸せ。満腹です。万博堪能した。(え?おかしい?)