「月から落ちた石」

イギリス館は、最初にジョークに富んだ庭園がお客さんを迎えてくれる。イギリスといえば庭園だが、ここの庭園はオカシイ。

まずいきなり和風の立て札。

月から落ちた石 

二〇〇五年二月二十四日
満月の夜
月からの隕石が
この庭に落下したが
未だに見つかっていない

奥に行くと「座ってください」と書かれた巨大な椅子があり…
…さらには、犬小屋サイズの、のっぺりと白塗りされた切妻屋根のカタマリがぽつんと置かれ、その脇にひとこと。

ホワイトハウス

爆笑。なんつー痛烈なギャグ。(「さすがビーンを生んだ国」とは姉の談)

館内に入ると、体感的なUIを持つVRっぽい技術紹介展示。なかなか面白い。
月と地球を模したハンドルをぐるぐる回すと、打ち寄せる波のように文字が打ち寄せて説明文を浮かび上がらせる展示や、かざした手を左右に振ると巨大な本(絶滅危惧種データブック)のページがめくれる展示、ぶらさがった蜂の巣を動かすと、"はち""BEE"の文字が蜂のごとくブンブンいいながら蜂の巣にむらがる展示など。

最後、売店に来てはじめてイギリスっぽくなる。紅茶にクッキー多種。
売店を出ると、イギリスの素敵なところの写真が巣箱の中に展示されている。
晴れてればゆっくりのぞいて回るんだけど、雨降ってると屋外展示はつらいよ…