流れ2(軍事博物館編)

  • ビジネスセンターでの作業を一段落。チェックアウト時刻が12時ということで、毎週水泳を欠かさないボスはもちろん抜かりなく水着を持ってきていて、少し泳ぐとのこと。私は水着を持ってきてなかったけど、買うつもりでもいたのだが、体調がいまいち優れないので大事を見てパス。
  • 部屋に戻ってトイレへ。体調悪化の原因は腹らしい。思い当たるふしが微妙にありすぎて、よくわからない。正露丸投入。

  • トイレから出て、窓から見るとボスがプールからあがるところが見えた。撮り損ねた…写真はボスが上がったあとの様子。
  • チェックアウトが近いというわけで、荷物を取りまとめてフロントへ。
  • フロントでチェックアウト。お金を清算していたら「何、払わなきゃダメだった?(今回のホテルは会議主催者が用意してくれてあるのです)」「いやいや、これは通信費です、電話しましたから」ダイヤルアップ量約\4,000くらい。ローミングサービスの従量課金があるから、もっと取られるけど、まあたっぷり使ったしね。skypeがダイヤルアップの低転送レートでもかなりあやしく圧縮して通信してくれるのがわかったのは幸い。
  • 荷物を預けて、これからどうしようかと算段。ガイドブックを引っ張りだしてみるが、二人してあまり遠出する気力も無く。「旅行代理店が用意してくれた地図に、ホテルの近くに『軍事博物館』とかありましたよ…あと昨日帰りに車で、『ここもデパートです。ホテルから近いんですよー。歩道ないけど』って紹介されたところがありますよね。『しゅまんじ』?」(間違いなく映画《ジュマンジ》のタイトルに記憶が影響されてる)
  • ホテルのひとに聞いてみた。軍事博物館は、会議会場に行くときにわたったのと同じ歩道橋を渡り、左へ歩くとすぐらしい。『ぷらざ せまんぎ』は、ホテルから右へしばらく行くと着くそうな。タクシーのほうがいいとのこと。
  • まずは軍事博物館に行ってみようと、ホテルを出て歩道橋へ向かう。
  • Hoka Hoka Bentoの看板。ヤバすぎる。

  • 看板を写真に収めようとしていたら、店本体を見つけてしまった。
  • 歩道橋を渡り、軍事博物館へ。足場が悪い…昨日もあったが、歩道橋の上でも工芸品や食べ物の露天売り。あと驚愕は、スクータを乗って渡ってくるつわものが…確かに道路構造上、Uターン不能なんだが。

  • 歩道も結構足場が悪い。
  • 軍事博物館に到着。
  • 守衛さん「いりぐちはあっち」
  • でっかい榴弾砲が外に飾ってある。ほー。
  • 建物入り口に近づく。やってるか不安になるくらい気配が薄い。
  • 人がいた。やってるらしい。観覧料ひとり1500Rp。

  • 中にはいると…インドネシア独立にいたる経緯を人形ジオラマで延々と解説していた。
  • インドネシア史(特にこんな数日刻みの独立戦争史)はさっぱりわからーん。
  • でも律儀に眺めていくわれわれ。…
  • 実はこのころから、断続的に腹痛が襲う。おなかが何かと戦ってる。…何とだ?
  • 建物ふたつぶんジオラマをたらふく見せられたあと、銃器類の展示。
  • ショーケースに収まる短機関銃、拳銃、刀、信号銃。
  • 銃はやっぱりこっち向けられると気持ちいいものじゃないね。特に本物は、ひょっとして何人、何十人もの血を吸ってるかと思うと…いや、戦争なんだからやむを得ないとはいえ、ね。

  • ずらりと並べられた榴弾砲、対空機銃。
  • あ。ボス、誰も見てないからっていじっちゃ…
  • ぐりぐりぐり。動かせるし。
  • ぐいぐい動くし。
  • へーーー。首振る機構ってこうなってるんだーーー。
  • ほーーー
  • 人を効率よく殺す兵器としては存在はアレで許せず嫌ですが、機械屋としてその部分部分をなす単純な機構自体のアイデアを目の当たりに学ぶことで、それを民事のメカに生かしていけると思うのですよ。
  • あ、誰か来た。声がする。
  • …観光客だった。親子連れ。
  • 子供を機銃座に座らせて、記念撮影する母。子供はにっこり笑ってポーズ。…うーん、複雑。
  • 「普通こんないじらせてくれないんだよねー」とボスはかなりうれしい模様。そりゃそうでしょう。

  • 外に出ると、生BRDM、生PT-76、生架橋戦車とぞろぞろと古風車両がお出迎え。
  • 上にのぼれます。のぼったら踏み抜きそうなくらい装甲板がぼろぼろの車両もあるので自己責任ですが。
  • すごいねー。BRDMもPT-76も某ゲームじゃやられ役ですが。兵器なんですね。あたりまえのことです。圧倒的な威圧感。こわい。

  • HAMBER。これ、MK-IIだけど、子供のころちっちゃい模型を買ったやつだ。組んでないけど。この車ってこんなに小さいんだ。中の人はすげー窮屈にちがいないよ。
  • アメリカのスチュワート戦車。ここでもサスペンションを見て勉強。
  • フランスの8輪装甲車。前後4輪は操舵可能みたい。ボールジョイントがごつい。中の4輪のグローサーもすげぇ。誰か研究してなかったか、この斜めグローサー。
  • でも肝が冷えたのは、この装甲車の一番正面のへさき、目立たないところに小さく機銃がついてるところ。人間の腰くらいの高さ。こんなところからいきなし撃たれたら…とか思うと…

  • 館内に謎の鳥が闊歩する。あとアヒルっぽいのもいたなあ。…南半球だから?
  • 逆にハトが檻の中で飼われているのに驚愕。スズメもいたなあ。
  • 飛行機もいろいろございますね。

  • 「日本軍のものを鹵獲して使用した」みたいなジオラマがあったのですが、どうも日本軍由来らしい戦闘機。でも名前(NISHIKOREN)が聞き覚えが無い。(ナタT先生にあとで聞いたら、「『隼』をインドネシアで独自に複座に改装したものじゃないか?」とのこと。)

  • イギリスのすげーでぶっちょな飛行機とか。

  • アメリカの爆撃機とか。戦闘機とか。
  • ボスも私も、銃器にせよ戦車にせよ飛行機にせよ軍オタってほど詳しくないので、ここでも引き込み脚のメカにばかり目がいってしまうのです(笑)
  • 博物館はなんと店じまいがはやく、14:30で終了。でもボスご満悦。
  • 外を見て回ってる間から雨がかすかにぽつぽつ降ったりやんだりしていたのですが、ここで一気に土砂降りに。ぎゃーす。
  • 折りたたみ傘は私の一本のみ。とりあえず守衛所脇の建物の軒先で雨宿り。
  • しかしやむ気配がないので、やむを得ず強行突破。
  • 歩道橋の下でものすごい人数の雨宿り。おそらく道路を走っていたバイクも、ものすごい台数駐輪されている。
  • 女学生が何人か、タオルを頭にかぶって道を急いでいる。