パンフ

すごいなー、これだけ骨太の物語をやりながら、しかも、同時にありとあらゆる要求
「5人活躍する」「まどかが主役として存在する」「でもクールほむらも見たいし」「眼鏡ほむらも見たくね?」「魔法少女の同士討ちもやりたいし」「謎解きも!」「QBはもちろん悪くて」「シャルロッテが…」「さやかのifの極地」「魔人なんか物足りん、魔女を出せ魔女を」etcetc...
そういう、お客さんが見たいだろうシーン…本編に対するifも、いやこれこそまどかマギカだというエッセンスも…全部を盛り込む制約をクリアするのは、大変だったに違いない。
設計の勝利だなあ、と思いながらパンフを見ると、この物語、ディレクション先行でブレインストーミングで物語が構築されていったとのことなので納得。

しかし、最初はほむら昇天エンドだったのか…

IPとして残る話にする、というディレクションで、あのエンドになったのか…

というのは、ここは予想外だったかな?
(まあ、ほむら昇天してたらそれはそれで綺麗に物語の幕が引けていたはずで、きっとそれはそれで満足はしていたと思いますが。)

これが透けて見えると、もういろいろ台無しになるところでしたが、そうならない、もうこれしかないと十分思わせるストーリーテリングだったことに、素直に賛辞を送りたいですね。